みなさん、こんばんは。痰絡みの咳が数日続いているので、周りから新型コロナウイルスと思われてるんじゃないかとヒヤヒヤしているまさこです。(これだけ感染してるので、私も隠れ感染者なのかもしれませんが、、、)
最近はずっとこの新型コロナウイルスのニュースばかりなので、みなさんも心身ともに疲弊してませんか?マスクもどこにも売ってないし、優先されるべき医療機関でも入手不可の状態です。工場フル活動で増量生産されているマスクは一体どこに消えていってるのか、、、
嘆いていても仕方ないので記事の内容についてです。今回は、パニック発作のとき用に買っていた「パルスオキシメーター」が、実は新型肺炎に感染したときに役に立つという話をしたいと思います。
新型コロナウイルス対策を考えてみた
医者でも感染症対策者でもないので一般的なことしか言えませんが、現時点で感染者が増えているのは間違いないですよね。2020年2月19日時点で、私が住んでいる福岡でも感染者が確認されました。(氷山の一角だと思いますが)
他人事ではないですし、むしろ自分がすでに感染して保菌者になってる可能性だってあると思っています。
しばらくは外出を控えて、人が多いところには行かずに、極力引き籠もれるような準備をしています。たとえば、トイレットペーパーやティッシュペーパーとかの消耗品を買い足したり、食料品を多めにストックしとくとか、、、あとは、猫さんアイテム(キャットフードや猫砂)を多めに買いました。備えあれば憂いなしです!
日用品が基本ですが、それ以外でみなさんにオススメしたいアイテムが「パルスオキシメーター」です。ほとんどの人が知らなかったり、ましてや持ってないけれど実はパニック発作と肺炎に罹患したときに役に立つであろうアイテムなんです。
病院に入院できない可能性を考えておく
そもそも、これから感染者が増えたら日本も中国の病院のようにキャパオーバーになって、病院も患者全員を受け入れることが難しくなります。たぶんですが、重症の人だけが入院できてあとの人たちは自宅で待機してくださいとなる可能性大です。
となると、最低でも2週間程度は自宅から出なくていいくらいの準備をしておくことが大切です。
(ふーさんと私は心配性なので、世の中がパニックになる前にホームセンターに足繁く通って揃えました。オイルショックのときのようにトイレットペーパーを奪い合うとかにならないことを願いつつ、、、)
そして、病気の状態でも病院にも行けないということは、必然的に自分や家族の病状を自分たちで把握管理しないといけなくなります。
そうなったときに、私がみなさんに持っておくことをオススメするのが「体温計」「血圧計」、そして「パルスオキシメーター」この3つです。
体温計はほとんどのご家庭にあると思うので省略。あとは、体調が悪化すると血圧が変動するので、家庭用血圧計を持っておくのも大切です。ちなみに、手首と上腕で測定できるタイプがありますが、個人的には上腕部にカフを巻くタイプのほうが血圧がより正確に測定できるのでそちらをお勧めします!
そして、最後に「パルスオキシメーター」。これはパニック障害で苦しんでる人にはぜひ持っておいてもらいたいアイテムです。
肺炎になったら体温とSpO2を自分で測定
そもそも新型コロナウイルスって肺炎なんですよね。肺炎になると咳が続いて、肺が炎症を起こして呼吸が苦しくなるのが一般的です。
気管支炎や肺炎疑いで病院に行くとかならず測定されるのが、「体温」、「血圧」、「脈拍」です。あとはお医者さんによる聴診器での「呼吸症状」のチェック。そしてそれに加えて「SpO2」は第5のバイタルサインと言われています。
SpO2、パルスオキシメーターって?
SpO2?パルスオキシメーター?なにそれ?となりますよね。
そもそも呼吸の仕組みですが、息を吸って肺に取り込まれた酸素は、鉄を含んだヘモグロビンと結合して全身に運ばれます。
SpO2というのは、心臓から全身に血液を送り出す動脈の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか(酸素飽和度)、皮膚を通して調べた値です。
パルスオキシメーターというのは、SpO2を測定するための医療器具です。
SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)
oxygen(酸素)のsaturation(飽和度)をpercutaneous(経皮的)に測定する
ちなみに、SpO2の数値についてですが
正常値 : 96~99%
95%未満は呼吸不全の疑いあり
となっています。
コロナウイルス感染で自宅待機になったとき、パルスオキシメーターで自分のSpO2を測定してみて、もし96%を切っていたら「あれ?ちょっとやばいかも?」と判断する材料になります。
そんな時は、保健所に連絡をして病院で治療を受けられるように手配するのが懸命です。
パニック発作のときにも役に立つ
なぜ私がこのパニック障害のブログでパルスオキシメーターを紹介するかというと、肺炎のときだけじゃなくパニック発作になったときにも役に立つからなんです。
↓ふーさんがパニック発作を起こして救急搬送された話↓
実際に、私自身はふーさんが発作を起こしたり、息が苦しくなってるときにパルスオキシメーターを使って体の状態をチェックしてます。
パルスオキシメーターはSPO2測定のために使うイメージですが、我が家ではふーさんの動悸が悪化したときやパニック発作が起きた時にフル稼働しています。
この「パルスオキシメーター」は脈拍が測定できるので、脈拍が上昇するパニック発作のときにすごく役に立ちます。ちなみにふーさんはちょっとした運動をしただけでも脈拍が一気に100以上まで跳ね上がります。そういうときもこのパルスオキシメーターに表示される脈拍を見ることで、今どれくらい脈打っててしんどいのかを把握できるので私も落ち着いて呼吸の誘導をできます。
呼吸ができないような苦しい時でも、パルスオキシメーターに表示される脈拍を見ながら「脈拍が落ち着いてきたからね」とか「今は100超えてるからドキドキがくるしいね」とか状況を落ち着いて伝えることができます。
発作の最中は、それを事を伝える事すらままなりません。ですのでパルスオキシメーターを装着する事で、周囲に『キツそう』と見て分かって貰えるので、僕にとって重要なアイテムです。発作コントロールのトレーニングにも重宝します!
発作中の本人は「このまま死ぬかも」とパニック状態になっているわけで、「脈が早いから苦しいだけで、死なないから大丈夫」ということを伝えて安心させるのが大切です。
また発作中や、発作性の不定愁訴が起きた場合、しばらく呼吸の誘導をしているとジワーッと脈が落ち着いてきます。
「呼吸の誘導」は呼吸法の記事を参照ください
とはいえど、呼吸法ではコントロール不可能になるときもあります。残念ながら。。。
発作がひどくなってにっちもさっちもいかなくなったときはすみやかに救急車を呼びましょう。(コロナ禍で救急車を呼ぶのって躊躇してしまいますが、救急隊員の方には「遠慮しないでください。何回も呼んでるから迷惑かもとか思わずに、悪くなる前に呼んでください!」とありがたい言葉をいただきました。本当に本当に感謝です。)
どんなパルスオキシメーターを選べばいいの?
いざパルスオキシメーターを買おう!と思ったとき、どの商品を買えば良いかわかりませんよね。
私はこれまで5個購入したことがありますが、amazonで5,000~8,000円くらい、口コミが多くて高評価のものを選んで買いました。液晶が反転するものとしないものどちらも持っていますが、お財布が許すなら反転するタイプのほうが液晶表示が見やすくておすすめです。
あとは、4~5万円くらいする医療用の大きめサイズも売ってますが、そこまで高級のモノを買う必要性はないです。
たしかに高いだけあって、小さいサイズのパルスオキシメーターよりもより確実に測定できる感じはします。手指が冷たくて抹消循環が悪い人のときには(とくにお年寄り)、小さいサイズだと測定不能になっても、大きいサイズだと測定できるケースもあります。
とは言っても、私達一般人が持っておくなら5,000円前後のパルスオキシメーターで十分ですよ。
ちなみにふーさんはお互いにパルスオキシメーター2台持ちしていて、ひとつは家のデスクの上、もうひとつは外出用のバッグの中に入れています。私は、いつも持ち歩くバッグの化粧ポーチの中に入れています。
まとめ:パルスオキシメーターは備えとくべきアイテム
長ったらしい記事になりましたが、要は
パルスオキシメーターは買っといたほうがいい!
ということをお伝えしたかったのです。「パニック発作のとき」に使えるだけでもいい上に、「肺炎症状があるとき」のバイタルチェックにも使えるので、買っていて損はないアイテムです。
コロナウイルスに感染しないのが一番ですが、万が一に備えるのが大切。とくにパニック障害で闘病中の人は、ちょっとしたことで不安になったり、体調を崩しやすいし、「コロナウイルスに感染したらどうしよう」「病気になっても病院に行くのが怖い」「そもそも乗り物に乗れない」と、病気に対してハイリスクな人が多いおはずです。
備えをしておくことで少しでも不安を減らせるように、ぜひみなさんもパルスオキシメーターの準備を検討してくださいね!