みなさん初めまして。
初めましてじゃない人はこんにちは。
辛い状況の中、また深刻な状況の中、このブログによくお越しくださいました。
このサイトの管理人の1人「ふーさん」と申します。よろしくおねがいします。
このサイトではメンタル疾患を患った多くの人たちや、そのご家族ご友人様たち、恋人やパートナーの方たちへ少しでもお役に立つことができる情報をお伝えしようと考えています。
今まさに闘病中である私「ふーさん」と、もう一人の管理人である「まーさん」とで、コツコツ作っております。
一番最初の投稿として、、、
「なぜこのブログを立ち上げたのか?」
その理由を書いてみたいと思います。少しでもうまく伝わりますよう。
このブログを立ち上げた3つの理由
何年も前から作ろう作ろうと考えておきながら、想いだけが募り、不調の続く身体やメンタルの中で手つかずだった…
”パニック障害の患者さんとその家族や恋人の為のサイト”
いつか書こう!絶対に伝えよう!と考えておりました。
ブログの企画や構成を考えては頓挫し、書いては消して、順調かと思えば不調の波に負けてしまって。
そんなコトを繰り返していたら、4年近い歳月が経っていました。
理由ではありませんが、前提としてお伝えしたいコトとして私にとっての大きなハードルは、「ブログを書ける程度回復しないと無理」と言うコトでした。
では、ブログを立ち上げた理由を書いていきます。
”ネットの情報が役に立たない”
多くの方がネットで「パニック障害」や「うつ病」等と、ご自身の診断された精神疾患について色々調べるでしょう。特に、「”病名”+治す方法」とか、「”病名”+完治+ブログ」とか。
で、恐らく不調が続くとネガティブな検索が続いたりして、メンタルヘルスのエゴサーチを繰り返すと思います。
私も10年前、まだまだスマホすら普及してない時代に、モニターに穴が開く勢いで検索しまくりました。そしてその多くを信じて、取り組みました。その殆どが不調の改善方法だったり、パニックやうつに良い食事やサプリの情報。
中には商売じみた高額な情報商材を買ったりもしました。(まるで効果が無かったワケでは無いですがネットに無料で書かれてる程度の内容)
そもそも調子が良い時はYoutube見たりして、病状の検索なんてしないですからね(笑)。
そんな中、ご多分に漏れず殆どの人が最終的に感じる感情?だと思いますが、「そんなの分かってるよ」という気持ち。恐らくこのサイトにたどり着いた方でしたら、メンタルヘルスに良いコト悪いコトなんて100も200も承知だと思います。
例えば、、、、
・カフェインは良くない
とか
・副交感神経を優位にしましょう
とか
・有酸素運動やヨガが良い
とか数え上げればキリが無いですが、ネットに書かれている無責任なサイトの殆どが…
“どこにでにも書いてあるような綺麗事だけを並べたサイトばかりで、現在進行形で不調に苦しんでる人たちへ有益な情報が一切無い”
というコトに気づかれた人が殆どでは無いでしょうか?
※「パニック障害+治し方」で検索してトップに出てくるサイト、、、まさかの製薬会社のサイトです。おかしくないですか?
結果、その無責任かつ当たり前の綺麗事だらけの情報サイトにうんざりして、皆さんがたどり着くのが「個人の闘病ブログ」等ではないでしょうか?
つまり、生々しいリアルな声こそが私達患者側にとって、とても嬉しいメッセージとなるコトを私は知っています。
アメブロ等で同じ病気で苦しんでる人たちを見つけては、闘病ブログサーフィンをする日々もありました。
「あ!これすごく分かる!」
とか
「これはすごく良い情報だ!」
といったすごく有益な情報が、個人のブログであるが故に埋もれて、世の中の光を浴びずにただただ日記のようになってしまっているのも事実。どうにかこういった有益な情報を伝えれないか、、、
10年に及ぶ私が見てきた情報や、闘病してきた私なりの経験談、またそれを5年支えてきたサポーター目線の情報を元に、同じ苦しみを抱えている人たちへ濃厚で有益なメッセージを届けたいと思っております。
役に立たない数多くのサイトを屍として乗り越え、このブログを訪れて頂いた全ての皆様にとって”役に立つサイト”とする為に立ち上げたのが1つ目の理由です。
”自分の闘病記録の棚卸し”
10年以上にも及ぶ私の闘病の記録として。
とは言うものの、昨日の晩飯が何だったのか覚えていないようなご年齢になりつつある小生。
振り返ってみると、とても活字では表現出来ない地獄のような毎日を過ごしてきたのですが、今となってはそう言えば○○だったなぁ~と「人間は都合の悪い記憶は忘れていく」という便利なシステムに感謝しています。
幸いにも、発症してからの投薬の記録や症状のメモ(簡単な日記のようなもの)を保管していたので、それをベースにして昔の写真を見たり出来事を思い出しながら、どういった闘病をしてきたのか、皆さんのお役に立てれるような情報を記せたら、、、と思ってます。
※この12年間で取り貯めた血液やMRI検査等の資料。殆どが異常なし、本人は異常だらけなのに(笑)
メンタルヘルスは、その症状によって診断名がバラバラなので「パニック障害だからうつ病には参考にならないな」とかではなく、恐らく多くの人たちに共感して頂ける内容になると思います。
私そのものがいろんな病院でいろんな診断名を受けましたが、メインは「パニック障害」です。
『これ以上酷くなったら統合失調症です』と言われた時もありました。泣きました。
また私には、飲酒しながら薬を服用していたという乱用時期もあったり、結婚や(元嫁の)出産、慣れない子育て、身内の他界、独立開業や悪い世界への就職、引っ越しや離婚など、人生の大きなセレモニー?をパニック障害闘病中に経験しています。
そういった同じ悩みを持つような人にとって少しでもエネルギーになるように、これまでの私の闘病記録を記していきます。これがブログ立ち上げの2つ目の理由です。
”後輩や友人の死を乗り越えて”
最後に、3つ目の理由。
私が34歳の時に10年来の後輩が自死しました。
その彼は10代後半からうつ病で闘病しており、青春時代を闘病しながら過ごしていました。彼の家へ遊びに行くと、いつも机の上にデパスが置いてあったのを今でも思い出します(私も同じ道を歩むのですが、、、)。
私はその頃、「うつ病は薬で治るもの」だという認識しかなく、たくましく生きてる彼を見て「普通の人と変わらないじゃん」と思っていました。夜一緒に遊びに行ったり、バイクに乗ったり、ナンパしたり、ケンカしたり。
それは普通のちょっとだけ悪い友達でした。友達の少ない私にとって、ワリと珍しい大人になってからの後輩。
慕ってくれるのが嬉しかった。そんな彼が29歳の時に自死しました。
※2人でよくツーリングに行った四王寺山からの眺め 缶コーヒー飲みながらタバコ吸いながら、悩みや夢を語っては一緒に笑ってました。苦しんでたんだな。
彼については、別記します。
それから5年後、現在のパートナーまーさんの友人Mちゃんが自死。
彼女もパニック障害で苦しんでる子でした。
私はその死の報告と同時にショックを受けました。その時に、「パニック障害でも自死まで至るのか、、、」という恐怖のトラウマが生まれたのです。
その頃の私は、減薬や断薬について調べまくっていました。私39歳の秋。そのMちゃんの知らせの翌年に、私は断薬を決意しました。
この2人の仲間の自死をきっかけに、私は日本の精神医療への不信や、投薬治療の在り方への疑問を強く持ち、結果自分自身が人体実験となって、今こうしてブログを立ち上げるコトにしました。
2人の残したメッセージを、私なりに代弁して皆さんにお伝えできればと思っています。
理由だけじゃない”きっかけ”とは?
このブログを立ち上げた大きな理由は上記に挙げた3つです。
ですが、先にも書きましたように以前から”いつか書こう”と何度も企画しては企画倒れを繰り返してます。
「パニックマスター」や「パニック障害の男」etc,,,たくさんのサイトを立ち上げては手をつけるコトが出来ず、書きたいコトだけは日に日に増えて、そんな葛藤を抱えながら本当に長い時間が掛かりました。
ブログを書く理由はあった。それは今も昔も変わりませんが、今回立ち上げた”きっかけ”があります。
それは自死なさったパートナーの親友Mちゃんのお母さんとの出会いでした。
7回忌というタイミングで、Mちゃんのお母さんと会うコトができ、Mちゃんのコトをブログで紹介しても良いか?等、私やパートナーとの想いをお母様に告げ、決心をしました。
この日のコトの詳細はまた別記します。
※Mちゃんの眠る納骨堂へブログをスタートさせるコトを告げに、パートナーと一緒にお参り。この日は嘘みたいな青空でした。
私はMちゃんとパートナーを通して”同じ病気の仲間”であり、奇跡的に同じくして「減薬」や「断薬」を取りもうとしていた戦友でもありました。
私とMちゃんだけを見ても、『薬を辞める』という答えがいかにメンタル疾患の患者にとっての最終ジャッジであるか、共感頂けるコトだと思います。
そういうきっかけもあり、2019年の11月20日(Mちゃんの命日)にこのブログをスタートさせよう!とパートナーと決めたのでした。
世の中や日本の精神医療の在り方に異論を
理由やきっかけとは少し違いますが、私が13年闘病してきた中で感じた一般的な日本の精神医療に関するコトや、少しだけ衝撃的な事実であったり、皆さんにお伝えしたいこと(それを信じるか信じないかは自由)を、書きたいなと思ってた部分もあります。
当初は匿名で、センセーショナルな感じで書こうとか考えていましたが、「それじゃ伝わらないし 信憑性を感じてもらえない」と思うようになり、顔出しで本当に私個人と対話してるような感じで、このブログでお伝えしようと考えております。
病院に行って治るのでしたら、私もこんなコトを書く必要は一切ありません。
風邪やインフルエンザのように、少々寝込んで居れば治るのでしたら、あれやこれやといろんな文献を見る必要もありませんよね。人様の風邪の闘病記なんて見ますか?(笑)
ここ数年で、精神疾患のワードがかなり増え、うつ病やパニック障害は勿論、ADHDやアスペルガー等と私が生まれた頃には無かった病名がどんどん増えて、小さいウチから投薬やカウンセリングに苦しんでる子供さんが居るとも聞きます。
治るのなら良いのです。宗教でも黒魔術でも、占いだろうと壺や掛け軸でも、「確実に治る」のなら何も異論はありません。
年々患者数や疾患名、自殺者や入院する患者が増えてるというコトは、治らない人が多いというコトなのだと思います。つまりその理由の1つは、現代の日本の精神医療的アプローチでは”治せない”というコトなのでは無いか?という仮説を私は感じているわけです。
そういった内容についても触れていきますので、ご理解の程よろしくおねがい致します。
最後に
このブログを書く前に、別のブログで数年間闘病の記録を綴ったサイトもあります。しかしながら、リアルタイムな感情や情報は良いのですが、どうしても精神状態等も含めて偏りやまとまりの無い内容だったり、まだ自分の中でオープンに出来なかった内容があったり。今の自分自身が見て、納得のいくような書き方や情報では無いとずっと思っていました。
発症から12年、数々の出来事や苦難を乗り越えて、今尚その渦中に居ながらにして、多くのメンタルヘルスで苦しんでる人たちへ真剣に伝えたい。
いくつかの理由やきっかけ、たくさんの想いからこのブログを書くぞ!という決心に繋がりました。
またブログを訪れて頂く方々に有益になるよう発信していく中で、今の私も知り得ない情報や気づき、そして新たな”理由”が生まれるコトも、ブログを続けていく上でこれからの私のモチベーションになると信じています。
パートナーと二人三脚でこのブログを育てていきますので、生暖かい目でご閲覧頂けましたら幸いです。
それではスタートです。